yurarin’s diary~編集者の転職・再就職~

専門誌編集で荒んだ元20代編集者が留学を経て、再就職を目指すブログです。

転職で求められるものって?

表題の件で、悶々としております。

社員に求めるものっていったい何なのでしょうか。

 

内定をいただいた化粧品メーカーでは、

「○○さんの人柄をたいへん評価しています」

と言ってくださりました。

いったい私のどんな人柄がはたしてよかったのでしょうか。

わからないが、とにかく私がいいと言ってくれたのです。

おそらく能力とかは一切見てない感じがします。

 

そして最終面接で落ちた人材会社は、

能力は高く評価するが職人気質なところが合わない、と言われ落とされました。

編集者なんだから、多少は職人的なこだわりがあって、しかるべきです。

こだわりのない編集者なんて存在するべきでない。

それが不要と言われたのは、意味不明。しかも1次面接ではそこを評価するとか言ってた。

うちはエンジニアとかとも一緒に仕事するから、一人で自己完結するスタンスではちょっと、とも言われたが、紙の編集だって、デザイナーとか印刷所とか、いろんな人の力を借りて仕事したし、紙の編集をかなり勘違いされている。

既存本に対する面接官の批判も、本当は気に障った。

言うは易しだが、実際に新しいものを作り出す編集は難しい。

相当な知識、観点、人脈が必要です。

まあ、こういったところで現場の人と相違がなんとなくあったのが伝わったのでしょう。

この会社は血眼になって編集者を探してるらしく、その後も転職サイトで人材紹介会社からスカウトが数件きます。

わたしの面接を経て、求人票がかなり詳しくなっています。

 

ということで、人柄で内定が出たり、出なかったり、なんだかよくわからない状況です。

能力よりも人柄が大事ってことなのでしょうか?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

続く就活

10月後半~11月前半にかけて、結構気合を入れて数社受けました。

 

まず1つめは語学系出版会社

1日ですべての試験を終わらせてくれる神対応でしたが、

結果は1か月たってもまだ来ません。おそらく、採用の予算とかで微妙な感じなのでしょうか。

 

2つめは人材会社

最終までいきましたが、性格検査を2度することになり、

仕事のスタンスの違い、みたいなあいまいなもので落とされました。

最終面接前に面談と称した、プレ面接のようなものがあり、ここでも

確認事項をみられたようです。

ちょっと納得いかんが、まあ合わないということでしょう。

 

3つめは一般書の中堅出版

奇跡的に書類が通り、1時面接も通り、一筋の希望が見えかかっていたけれど、

最終で撃沈。というか、何を見られているかがわからず。15分の面接で落とされました。やはり一般書の経験がないと厳しいのでしょう。

最終といいつつも、10名以上残っていたので、そこから採用1~2名となると、

一般書の編集者じゃないと無理でしょうな。

あー、さらば一般書よ。おそらくこれが最初で最後のチャンスでした。

エッセーとか作りたかったけどね…。一読者でいます。

 

4つめは実用書の出版社

総合出版らしいが、実用書のイメージ

意外と老舗だが、小規模な会社

最近よく書店で見かける

ここは、なんと面接1度で決めるというすごい採用方法。作文もありましたが。

緊張しないでねーはは、とか言われるも、なぜかあまり自分が出せず。採用基準もよくわからず(おそらく未経験でも若くてなんでもいうこと聞いてくれる人)。

前職活かせるので、結構いけるかなと思ってましたが、ダメでした。

でも、年一人20冊出していて、常に30冊抱えてるらしい。

結構多くない??てことは、1冊あたりの売り上げが少ないてこと?

 

5つめは地元の雑誌社

出版と思ってたら、最近広告系の仕事がメインだそう

イベントの仕事で応募。

でも、まだ人募集するか決めてないらしい。

経験者なら即採用みたいなことを言ってたけど、

これが面接なのかなんなのよくわからず…

自分の中で、なかったことにしよう。

 

ということで1社結果まち、3社最終落ち。

最終落ちって、つらいれすな

 

 

途中経過

転職活動そろそろ疲れてきたので途中経過まとめてみる。

 

〈最終落ち〉

・オールアバウト

→ほかの人が優秀だったもしくは社長さんに気に入られなかった。

・クリエテ関西

→食べまくることに少し躊躇してしまい、最後に熱意を出せなかった。週末動きまくればいいはなし。あー、後悔。雑誌いいよねやっぱり。

〈一次面接落ち〉

インフォバーン 

マイナビ

イカロス出版

リクルート系人材会社

JAL

〈書類落ち〉

実はこれがものすごい多い。てゆうか書類出し過ぎ。

まあ数うちゃ当たるっていうしね。

だいたい求める経験と若干のずれが…という理由で断られる。まあしゃーない。だって違う世界に行きたいんだもの。

ひとつ納得いかなかったのはイラストレーターの使用経験がないから、で断られた。そんなん、すぐ慣れるやろうにー。

・カカクコム

・スタンダードマガジン

JCB

・ルコルドンブルージャパン

・DHC

ドクターシーラボ

USJ

中経出版(サイレント祈り)

・大和書房

・エイ出版

イーストプレス

国際文化会館

セブン&アイ出版(サイレント祈り)

 

〈面接後辞退〉

・某広告系

・某学校

→募集要項と条件全然違って、断る。いくら雰囲気良くても、社員→業務契約はない!

〈内定辞退〉

・某化粧品会社

→良かったんですが、あーごめんなさい。

 

そして今後も増えていく…

JAL一次面接(CA職)

CAとか、全然興味なかったし、そもそも編集しか考えていなかったけれど、

就職サイトに募集がのっていて、しかも未経験歓迎だから、エントリーしてみた。

 

なんと書類はA41枚のみ

 

質問項目は

1.あなたが仕事でがんばったこと&それを今どう生かしているか

2.仕事をするうえで大切にしたいこと

3.JALで実現したいこと

 

以上の3つでした。

結構埋められそうだと思い、前の仕事の経験&ワーホリ経験を軸に記入

受かるわけないやん、と思っていたが、なんと通過!!

 

接客の仕事に自然とつながるように、仕事においては人とのつながりを大事にしていたこと、またお客様のニーズが何かを読み取ることに力を注いでいたと書いた。

これらは、どんな仕事にも通じるから

 

写真は、スタジオで撮っただまし写真はったほうがええんかなあ、と思ったけど、もったいないので写真屋さんで撮った至って普通の証明写真をペタリ。

 

そしていざ面接へ。

大阪会場は2日に分けられ、けっこう枠がありました。

会場に到着すると、なんとその枠では1番のり。

まだ開場していなかったので、廊下で待つと、受験生がちょろちょろやってきました。

私の次に来たのは、関空でグランドスタッフをしている方(やっぱりそういう人来るのね)。とても感じのいいさわやかな人でした。CAは初めて受けるそうだ。

 

待ちながら立ち話をしていると、会場オープン

そこにはあの制服を着たきれいなCAさんたちが3名もおられた。

・超かわいいCAさん

アナウンサーになれるんちゃうかってくらい、かわいい顔立ちをされていました。

モテモテやろうなー。いかにもJALのCA!て感じ。

・中途入社CAさん

国際線に乗られているよう。笑顔がキュートで親しみやすい感じでした。元OLさんかな?

・地上勤務CAさん

すれんだーなきれいな方でした。

 

面接の前に説明会があり、JALについてレクチャーが。

なんか、ホスピタリティーにあふれており、不覚にも私感動。

心遣いがひしひしと伝わってきた。

 

CAなりたーい!て思わずにはいられない

 

さあ、そして5人一組でグループ面接へ。

グループ分けは座っていた縦の列だった。

とくに打ち解ける時間もないまま面接へ。

 

面接官は、男性とCAの女性の2名。

CAさんはこれまたJALのイメージぴったりの目鼻立ちの華やかな超きれいな方。

初めはまず自己紹介して、そのあとディスカッションへ。

お題は「時間が限られた中、スピードと丁寧さ、どちらを優先するか」

という、難しいもの。

 

結論は出さなくていい、と言われたものの、うまく話し合いができなかった。

はなしを広げることができなかった。

 

グループには現役のLCCのCAさんや百貨店の販売員さんなどがいた。

 

そのあとは一人ずつ簡単な質問。

面接官の手元にはエントリーシートはなかったので、完全に印象だけで判断するようだ。

これは日々トレーニングするしかない。

 

全然だめで結果は言わずもがな…

 

 

 

 

某情報サービス会社

人材派遣から人材紹介、不動産、ウェディングなど幅広く色々やっているM社。

R社と事業内容はそっくり(というか真似している)ですが、Rよりも浮いた印象は否めない。

ニュースサイトの編集を募集していたので、たぶん社風が合わないだろうなと思いつつも応募したら、面接を受けることになった。

 

ありがたいことにスカイプ面接。交通費浮くからこれはめちゃ助かる。

わざわざ行って、端から合わなかったりするとほんともったいないですからね。

 

で、面接してくれたのが私とあんまり年齢変わらなさそうな人事のお兄さん。推定30ちょいかもう少し下。

M社っぽい、結構軽そうな感じの方。感じはいいが、なんか私はちょっと…という印象だった。でも対応はいたって普通だった。

 

えー、現場の人じゃなくて人事かい!?、と思うもオーソドックスな質問で終了。ちなみにR社系は、基本的に現場の人が最初は面接を必ずするみたい。

仕事についてはあまり突っ込まれなかったから、合うか合わないかで見ているんでしょう。でもそうだとしたら、スカイプ面接はちょっと微妙ですけど…。これは、最低限の確認事項などをするには便利だけど、その人の人となりや雰囲気を見るには適していない気がする。所詮電話だ。

 

地味で根暗な私は少しテンションあげてはきはきしようと張り切るも、そんな工作ぐらいでM社のチャラチャラノリノリ体質に合うはずもなく、あえなく落選。

茶髪にでかいピアス付けていったほうがよかったのか。

 

実は前職でM社の方と少しやりとりをしていたが、不人気の部署のせいかその担当者が結構杜撰な仕事をしていた記憶がある。

大手だからと言って、有能な社員が多い、ということは決してないのだ。

 

だからあまりM社にはいい印象は正直なかった。

 

やっぱり私はM社よりもR社のほうが好き。

 

某専門誌出版

以前から知っていたが、かなりマニアックかつあまり自分の興味とかぶっているところがなかったので応募を控えてきた。

ただ、某転職サイトで大々的に募集をかけてみたので(しかも未経験OKという寛大さ)、えいいったれー!と応募してみた。

客室乗務員の受験雑誌が有名な出版社だ

 

正直なところ、ちょっとださそう(すんません)、という偏見があったが、応募したその晩に通過連絡があったので、面接に参った。

四谷駅から歩くこと10分

大きい看板を掲げた自社ビルがあった。

大きくないが、自社ビルとは立派である。さぞかし、資産運用がうまい会社なんだろう…

内線で面接官を呼び出す。編集者は電話での依頼などが多いので慣れたものなのか、電話での応対は結構いい感じであった。

応接室に通されて、待つと40代半ばくらいの中年女性が入ってきた。

笑顔ひとつ見せず、ちゃんとした挨拶もない(しかも、すっぴん?化粧薄すぎ)。結構愛想がないな、と失礼にも感じてしまった。まずは筆記試験を20分ほどで行う。漢字や慣用句、作文など。簡単なものだった。

そして面接へ。

もう一人女性(これまた40代半ばくらい)が入ってきた。

悪いが同じく愛想はない。なんか冷たい感じ。

 

前職をやめたことについてかなり突っ込まれた。

専門職向けの専門誌のつらさについて説明しようとしたが、仏頂面のおばちゃん女性編集者2人を前に、27歳の小娘はたじたじ。

「あなたが作ってたものとうちの専門誌はどう違うの?」

厳しく突っ込まれる。

医療専門誌の編集の苦悩(まあ人によりますが)はわかってくれず、そのまま面接は進みます。

「うちでは何がやりたいの?」

留学関係の雑誌などをやりたい、というと、

「今留学する人どんどん減ってるでしょー?云々」

と、真っ向から否定。まあ事実でもありますが。

潜在的なニーズはあると思う(というか、魅力を伝えて引き込むのがある意味出版の力では?)とか言うも、玉砕。

 

「じゃあほかにも鉄道旅行が趣味なので、そういう雑誌が…」

というも、鉄ちゃんの世界はすごいわよー、ついていけないわよー、みたいなことを延々と言われ、もうははっそうですよね、と言うしかない始末。

 

この転職活動で一番いやーな面接だった。

だって、編集者って人とのコミュニケーションが大切なのに、こんな小娘にさえ悪い印象を与えるなんて。

編集者に限らず、仕事で人と会うときって、無理やりにでもテンション1つあげるやないですかあ。

それをまったくやらないなんてさあ…。

 

この会社は結構募集をかけてるのをみかけるが、なんとなく理由がわかった気がする。彼女たちに気に入られる&仕事に対しての思いが一致することが難しいから、新人が見つからない、もしくは入っても合わない、かもしれない。純粋に業界を知らない新卒のほうが入りやすいかも。

 

そして、私はこの面接からいくつかのことを学んだ。

1.自分をよく見せようと愛想をふりまいたり、ぶりっこすることは重要である(自己プロデュースです。とくに女性はね)

2.一緒に働く人はかなり大事

3.いくら出版がいいからといって、マニアックな専門誌にまでいく必要ななし

 

3つのことが学べたと思うと、苦しい1時間半であったが、有意義な面接でもあった…、と思うことにする。

 

と散々なことを言いましたが、この会社のいいポイントはありました。それは…

交通費がいただけた!!

これは転職活動で初である。新卒では結構あったが、中途はない。ということは、経営は盤石ということなのであろう。

経営の苦しい出版業で、ここはかなりのポイントだろう。

興味がある方は、いってもいいのでは。

未経験でも入れますよ。

 

就活第5弾~出版社編ぱーと1~

出版社の書類って結構通すのが大変。

そんななか関西の某グルメ雑誌の書類が何とか通り受けてきました。

この会社は大阪市内のこじんまりしたビルに入っております。

面接編集してくださったのは編集長+えらい方2人の3人。

質問はきわめてオーソドックス。

フランスのこと、前職のこと、学生時代のこと少し。

最初は緊張していて面接官の顔もこわばっていたのですが、なるべく笑顔を心がけると自然と向こうも笑顔になり会話が弾んできました。

30分ほどで終了。

翌日には通過連絡がありました。

2次面接では企画書の課題も出されました。

雑誌の年間企画をつくれというものです。

悩みに悩んで、日本全国のお弁当を取り上げようと、いろいろ調べて苦労の末、つくりあげ持っていきました。

いざ面接の場で、説明すると面接官の反応がない…

企画書の作り方が稚拙だったかな、と思うも、

編集長がいろいろ突っ込んだことを尋ねてくれました。

「どんな思いで何を伝えたいか?」

「読者に何を感じてほしい?」

そして12か月分ラインナップを考えてきたことに対して評価してくださいました。

そして最後に、他社とうち両方内定が出たらどうするか尋ねられ、どちらも興味あるので今は判断できない、と答えてしまいました。この時点でネットメディアの会社が第一志望で、実はグルメ誌は少し健康に厳しいかな、と感じていました。

だって、毎日夜食べ歩くそうです。食べるの好きだけど、毎日ってきつい!!と思ってしまい、これでかなり意欲ダウンしていたのです。

こんな答え方をしてしまったせいか、1週間後に不合格通知が…

そりゃそうですよね。

ネットにも興味あるって。

 

でも久しぶりに企画することの楽しさと苦しさを思い出しました。